上海の夜♭2予告


5/30(土)
『上海の夜♭2』
@下北沢サーカス
前売¥2500/当日¥3000+1d
オープン18:30/スタート19:30
出演:
nica(アコースティックセット)
dff ft.レオナ+中山晃子
BATIC(DJ)

アートワーク:中山晃子
題字:徳山史典

【ト調】http://www.tochoh.com/event/32888


さてさて、アンテナが早い皆様方に於かれましてはもう「下北沢でヤバいジャズのイヴェントがあるらしい」などと話題になっているみたいですが(実際ヤバいんだけども笑)、レオナールフジタがパリで主宰されたと言われる舞踏会を100年後の今捏造/妄想する、というエッジィなパーティ「上海の夜」の第二回目が早くも決定致しました。

今回はジャズ出身のトラックメイカーBATIC君をDJに呼び、ほぼスタンディングというフロア対応型になっております。前回踊れなくて困った、というクレームが入りましたが今回は心配いりませんので心から踊ってくださいませ。

そして迎えるはアリソネ名義のユニットで活躍している村井亜里沙を擁するnica。Jロックと親和性の高いと思われる(なんではぐらかすのかって?まだ音源も動画もねえからだよ!笑)新進ジャズバンドであります。ジャズにかけられたバベルの呪い(前々項参照)を具体的な形で此処に示すことになりましょう。

最後に我が陣営はジャズ/フリージャズ/ヒップホップがメルトダウンしたプロジェクトdffにタップダンサーのレオナとアライヴペイントの中山晃子をフィーチュア。
ゆとり世代以降の日本ジャズに於けるニューチャプターをここに示していきたいと思います。

「何故六本木や新宿や渋谷で無くシモキタなのか?」と良く訊かれるんですが実のところよくわかりません。ただ色々な要素や条件がたまたまこの下北沢という土地で満ちたのだ、という他ありません。
しかし理論分析が著しく発達しノイズさえもフリーという形で喰らったジャズという恐るべきスノッブな音楽で「わからない」という(かなり乱暴に言えば)ギャルパワーを積極的に導入できるとしたらこの「場所=空間」という要素なのではないでしょうか?
つまりこの下北沢サーカスというこの小さな、限られたスペースを即興音楽の一部として私は提示しようと思うのです。

それでは前回とはまったく性格の異なるダンスパーティをお楽しみに。


2015.5.4
楽家にあるわけのないGWを捏造しながら。 
小池直也