小悪魔アゲハへの弔い / 5月予定

おかげ様で先日ネオホットクラブ終えました。ゲストの太華さんは本当に素敵な方でジャズとヒップホップの相関性を上手く示せた回になったと思います。詳しくはこちら→ http://togetter.com/li/660207
今後もネオホットクラブ続いていくと思いますので皆様よろしくお願いします。

さてGW近づいて来ました。僕の場合はSTAP細胞よりも小悪魔アゲハが倒れたことが本当に悔やまれ膝をついて悲しんでおります。色々な組織やキャバレー間の抗争や圧力、色々な憶測が舞いますが文化的に言うのであれば単純に任務が完了したのだな、というのが僕の見解です。
それまでファッション誌が到達したカヴァーレイアウトは「雑誌ロゴにカヴァーガールだけは被ってもよい」というとこでロゴが見づらいが見えなくなるほどではないといったものでした。しかし小悪魔アゲハはそれをいとも簡単に「デコる」ということで乗り越えました。つまりその先発雑誌の方法論にプリクラ由来のスタンプ等の効果や塗りつぶしで「最早雑誌ロゴが擬態してよくわからない」というところまで突き進めたのです。極端な視覚情報過多ですよね。それに加えてキャッチコピーの長文具合もそれまで見たことがなく、僕は完全にファンになりました。化粧も然りです。彼女たちのメイク学習意欲は貪欲この上なくスピンオフムック本に至ってはギャルだけでなく赤文字系、ナチュラル系、ガーリー、OLなどに細分化したアイメイクを424パターンに分けていたりもうね、馬鹿なのかインテリなのかよくわかりませんよこっちは笑。ギャルのフィールドから他の既存雑誌世界を征服しようという気概が紙からあまりに伝わってくるんですよ。喰ってやるっていう笑。
最盛期(2008年くらいと言われています)は丁度所謂クールジャパン文化<V系><アニメ><ギャル>が急速に接近していた時代でした故に(今は既にほぼ同期完了)、これからどうなるんだろうといった空気感に解りやすく反応してくれたのは当誌でした。「近頃私タチはヲタの血が混ざっている」というコピーを提示し、ラルクアンシエルのハイドさんを「ハイド様」と崇拝するなど「ホントにJカルチャーが統合す、す、するんだな」と大学生の僕は強く揺さぶられたのです。

上に書きました通り<V系><アニメ><ギャル>という諸要素はクールジャパンという名の下に統合された故、アゲハの任務は終了したと思われるのであります。しかし依然ウィキペディア始めネット情報がもたらす危険で過去に縛られていくベクトルを志向する全能感に対し、ギャルパワーは無知だからこその自由と解放と更新を志向しているといった意味でそれに拮抗するある種の救いと未来の様な気がしてなりません。


さて5月のスケジュールです。


【ヘヴニーズ関連】

5/7,14,21,28(wed.)
「ヘヴニーズブリッジ」
@仙川キックバックカフェ
スタート19:30
入場無料 要予約

定例教養イヴェント、ヘヴニーズブリッジです。毎週僕らのライブだけでなくバンドオーナーのマレさんが日本人の知らない日本の歴史やエピソードを伝えております。折角の乱世ですからもっと自国を知ろうではないですか、ということで入場無料。


5/4,11,18,25(sun.)
「サンデイアフタヌーンサービス」
@仙川キックバックカフェ
スタート15:00前後
入場無料

こちらは定例バラエティイベントでございます。休日に生演奏が無料で聴きながらカフェでのんびり。ああ何と羨ましいことか。ええと僕と来たら普段のんびりと言えば薄暗い場所が多いものですからたまにはカフェでデートなどと洒落こみたいだなんて思っております笑。ではのんびり屋の皆様是非。


5/31(sat.)
「y155」
@横浜山下公園
スタート12:00
入場無料

久々のへヴニーズ横浜です。


【その他】

5/3(sat.)
「カフェジャム」
@仙川キックバックカフェ
スタート19:00
入場無料

毎月恒例のジャムセッションイベントです。
初心者からプロまで詰めかけ、毎回ジャズからロックからクラシックからJポップなど異種格闘技戦が繰り広げられています。
百戦錬磨のジャズメンがアンジェラアキさんの曲でテンパったりホントに楽しいです笑。


5/20(tue.)
「声と声と声と声 (火と風#11)」
<予告pv>http://bit.ly/PrYVzm
@甲府カフェモアラ
オープン18:30 / スタート19:30
チャージ前売¥2000 / 当日¥2500
アートワーク徳山史典
出演
小池直也サウダーヂトリオ ft.CHILI,ものんくる
齋藤キャメル(WATER WATER CAMEL)

御予約は
hitokaze_info@yahoo.co.jp
にお名前とチケット枚数をお願いします。

所謂フェスやイヴェントが様々な大人の事情で乱発される昨今の我が国ですが「火と風」は持続可能、地産地消、品質保持、という言わば子供の事情で回数を積み重ね第11夜。

インサイド山梨に齋藤キャメル(WATER WATER CAMEL)。
アウトサイドヤマナシにはお馴染み小池トリオ。今回フィーチュアされるのは前回に引き続き地下山梨ラッパーCHILIと6月に甲府桜座での単独公演を控えた日本ジャズのニュースクール、ものんくるから角田隆太吉田沙良(甲府初登場)。

人の声に最も近いと言われるサキソフォンを含め4つの声を巡る地方都市向けパーティ。
此処が山梨の最先端!