グッドキッドインマッドシティ石和





段々と昼間が暖かくなってまいりましてやっとこさ更新しております(スタバで)。いやほんとスタバ便利です。Wi-Fiもあるし。もう毎日どこかしらのスタバに行っていますよ。今日は吉祥寺、明日は八王子、明後日は寛永寺といった感じで毎日新鮮な気持ちでPCに向かっています(阿呆ですね笑)。

去年の暮れからひたすらライターとしての営業を適当にやっていたら、小さな会社(沖縄の学生団体さま)から大きな会社(業界最大手の○○●●さま)などからお話を戴きまして「もしかして!自分もついに<27歳/ライター>とか何かのアンケートに書ける日がくるのか知ら!」などとウキウキしてグルメ記事など書きましたら「批判になっているからボツ」とか「文字数が多すぎる」と言ってダメ出しをされ、くじけそうになっております笑。ブログに書き殴っている方が全然楽ですね。僕は企業に所属したことが無いのでハウツーも判らず(ワンツースリーフォーとカウントを出すなら滅茶苦茶慣れていますまじで)、27にもなって体当たりです。

いや、27歳ってもう大人ですよね。最近誰彼かまわず尋ねるのですが「貴方/貴方/あんたは自分の事大人だと思います?」僕は全然こどもですよ。結婚も子供も未経験ですし。10歳年の離れた妹がいますけどね(リズムと言うキラキラネームシスターです笑。いやいやホントに。メロディで無くリズムというのが僕の音楽探究に合っていて今更感慨があります)。だってSNSのタイムラインとか子供だらけですからね笑!!生まれましたとか生まれそうとか食いましたとか笑。それに比べこちらは文字数をダメ出しされている有様な訳ですから、何というか人生色々なんだな、と。

それに伴いPCを少し前に新調した結果一番変わったのが新譜を聴く様になった、ということですな。今までWi-Fi未対応ディスクドライヴ故障のオンボロを使っていたので抑圧が解放され新しい音楽が僕に幸福をもたらしてくれます。楽しすぎて一日があっという間に過ぎてしまうのでディスプレイに「こ、この時間泥棒め!」と怒鳴りつけては小学生の頃呼んだミヒャエルエンデの「モモ」を思い出して童心に還っています。うーん、何かれ構わず吸収する子供の心は大事です。ギャルパワーというのも実のところ此処に直結しているのですが。

確か「モモ」はモジャモジャ頭で見かけの悪い少女が主人公で人々の「時間」を奪う時間泥棒と戦うという話でしたが、実に普遍的な構造ですね。僕らの時間は近代以降労働に、社交に、お洒落に、読書に、ラジオに、レコードに、CDに、DVDに、テレビに、ユーチューブに、ニコニコ動画に、お見合いに、恋愛に、出会い系に、戦争に奪われ続けています。漱石や鴎外にも言えることですが、例えば「こころ」でKと先生が演じた壮絶な駆け引きは今日に於いてネット化され中高生がLINE上で演じる、という構図にまでなっており作品同様ついに人が死ぬ、若しくは殺人事件というところまで至ったいう点で今こそもう一度読まれる価値があると言えます。

18歳の少年が人殺しをした、というのは本当に許されざることで今後彼は罪を償っていくことになると思うのですが誤解を恐れず言うならば僕の地元ではこういう人間関係は普通にありました。
石和町といえば「第2の熱海」と呼ばれた歓楽街でしたからね。今や寂れていますから直接的な抗争などはもうありませんが、抑圧された暴力と同調圧力は日常茶飯事。幼い頃天然パーマ、メガネ、デブと3拍子揃った僕は標的となるのは必然で鬼ごっこをやればずーっと鬼だとか、サッカーをやればゴールキーパーになりボールをぶつけられるということはザラ笑。思春期にもなれば周りで不良がぞろぞろ生まれていきます。僕は非行には走りませんでしたがそれを横で見ている傍観者。ヒップホップ的に言えばグッドキッドインマッドシティなわけで色々なコンフリクトを抱えていました。
しかし中学校から私立に僕は進学したのでそこから離れて(同郷の辻村深月はそこから離れられなかった点が実は後々の作風的に重要)事なきを得ましたが当時と今で違うのはインターネットという第三世界が無かったことです。やはりテクノロジーがローカルマッドシティとそれを取り巻く与論の関係を大きく変えているというのは間違いなく、蚊帳の外から第三者が石を投げ社会的に加害者を(裏返しに被害者も)殺すことも含めて本当に危ういと個人的に感じております。

僕は直接的に彼らに何かをすることはできないかもしれませんが、アートや音楽が人を救うということは自明であります。昔「林原めぐみのハートフルステーションを聴いて救われたんだ」というとある先輩の発言に後に発信する者として逆に救われた経験がありますが、僕も林原さんの様にいつかなれたらなあと思ってやみません。

おっと長くなってしまいましたが3月も色々と演奏予定などなどありますので!皆様よろしくお願いしまっすー